こうも悲惨な姿へ変わり果てた

はむっ。「美味しい?」美味じゃー!これ何?「ふふ、秘密!」「奥さん大変だー!大変!」「あら、お隣の慌てふためき、何か?」

「貴方ん処の息子さんが、転落事故で!」「え?」それから数日後、ママは兄の死亡 手続きをしに行く事へ。娘の私も付いてった。

「うぅ」「ご心中、お察しするとともに、お悔やみを申し上げます」「何故。私、嗚呼」母が凄く泣き喚き、死亡 手続きどころじゃなく。

「不幸な事じゃ。まだ前途ある有望な青年が、居眠り運転をし、こうも悲惨な姿へ変わり果てた」「崇が未だに、信じられません。死亡 手続きも、まだ手つかず」

「奥さん、気持ち分るけどね、遺体が見つかるのも時間の問題。早く済ますべき。違うかね?」「けど!万が一という可能性だってさ」

「落ちた所が、問題だった。よりによって、岸壁連なる険しき場所。その上、急流に呑まれちゃ・・・」「やめて!聞きたくない!」

「おっと、すまんね」嫌な人だ、子供心にそう思う。「死亡 手続き、後日でも大丈夫だよ?」